水漏れトラブルが起きたその時は~知っておきたい応急処置法~
2023.08.31

水まわりトラブルのうち、もっとも多いのが「水漏れ」。経年劣化の進んだ配管から水が漏れ出して、床などを濡らしてしまうことは珍しくはありません。そんな事態に陥ったら、いったいどうすればいいのでしょうか。いざという時にあわてないで済むよう、今回は水漏れトラブルの応急処置法についてご紹介します。

まずは水漏れ箇所が「排水管」か「給水管」かを確認

水漏れに気づいたら、まず確認したいのが、水漏れを起こしているのが「排水管」なのか、「給水管」なのかという点。というのも、「排水管」ならば放っておけば水は自然に出きってしまいますが、「給水管」ならいつまでも水漏れが続きます。「給水管」もしくは「水漏れ箇所不明」なら、水道メーターのそばにある元栓をいったん止めてしまいましょう。

「給水管」は上水が出てくる管、「排水管」は使用済みの水が出て行く管
水道メーターの側の元栓を閉じれば、家中の水道が止まる

水漏れが止まったら、破損個所にテープを巻きつけ応急処置をする

水漏れが止まってから、破損個所に補修用テープを巻きつけて応急処置を行います。補修用テープには以下のような種類があり、ホームセンターなどで購入できます。用途によって使い分けましょう。

テープ補修の後は、拭き掃除と換気も忘れずに

テープ補修が終わったら、漏れた水を拭き取り、窓を開けて換気を行うなどして、乾かしておきましょう。放置しておくと、カビの繁殖原因になりかねません。

漏れた水はきちと拭き取っておくこと
換気してしっかり乾かそう

応急処置を終えたら、水道事業者へ連絡を

応急処置を終えれば水道は使えるようになりますが、あくまで応急処置なので、なるべく早く信頼のおける地元の水道事業者に連絡して、点検・修理を依頼しましょう。 事業者選びについては、本欄の過去記事「水まわりの点検・修理はどこに頼む?~信頼できる事業者選びのポイント」をご参照ください。

なるべく早く事業者に修理依頼を
信頼できる事業者に頼もう

点検・修理は水道局の指定事業者に依頼しましょう。
水道に関する施工は、給水装置工事主任技術者などの有資格者の監督のもとで行うことが法的に義務づけられており、DIYで済ませるわけにはいきません。特に配管の交換作業などは水道局の指定事業者でないと従事できませんので、自治体のホームページなどを見て依頼先を探しましょう。なお、『ゆーゆーネット』の販売店も、多くが指定事業者となっておりますので、心当たりの依頼先がない場合は、指定事業者の中から“水まわり”のプロである当組合の組合員を選んでご相談ください。 より安心してご利用いただけます。