健康・快適入浴法

就寝前のお風呂の効用
ゆっくりとお湯につかって温まると、心身ともにほぐれてリラックスすることができます。加えて、体を温めることで、睡眠の質を高め、朝の目覚めをすっきりさせる効果も実証されています。ポイントは、お風呂から上がって30分後に就寝すること。それより短い時間で就寝する場合は、ぬるめのお湯につかることをお勧めします。
逆に、朝、しゃっきりしたいときには、ちょっと熱めのシャワーを。心身ともに目覚めて、爽やかに出発できます。
自分にあった入浴法を選ぼう
ひとくちに「入浴」といっても、浴槽へのつかり方はおおまかに以下の3つがあります。
全身浴
首までゆっくり浸かる一般的な入浴法。特にぬるめの全身浴は副交感神経が気持ちを沈静させるので不眠症、 ストレス解消などに効果的です。半身浴
浴槽に座った状態で湯の水位がみぞおちよりやや下に来る程度で浸かる入浴法。全身浴に比べて心臓に負担をかけずに体を芯から温めることができ、新陳代謝を促進します。ただし、入りやすいからと長湯をしがちなので、ご注意を。座浴
お湯の水位が腰から下にくる程度で浸かる入浴法。下半身だけを温めることができ、月経不順、便秘、膀胱炎、痔などの改善に効果があるといいます。
自分の体調に合わせた入浴法を選んで、健康づくりに役立てましょう。
ミストサウナで、さらにヘルシー&快適入浴
近年の入浴法としてもう1つ、ミストサウナが注目を集めています。これは、お湯を霧状にして体をやわらかく包むタイプのサウナで、ミストは熱が体に伝わりやすいため、40℃前後の低温でもサウナ効果を発揮。息苦しくなく、体への負担も少ないのが特長です。
発汗や血行の促進、保温、保湿などに効き目があり、もちろんリラックスやリフレッシュにも高い効果が期待できます。