どこをどう掃除すれば?~意外と知らない温水洗浄便座のお手入れ方法
2022.06.24

他の住宅設備と違って、“機械”という印象が強い温水洗浄便座。どこをどうやって掃除すればいいの?と、戸惑っている方もおられるかも。そこで、今回は温水洗浄便座の日常的なお手入れ方法についてご紹介しましょう。


まずはシャワーノズルのお手入れ

お尻を洗うシャワーノズルは、汚れた水や便などがふりかかったりして、特に汚れやすい部位です。週1回程度は掃除しておきましょう。清掃方法は、「ノズルそうじボタン」などを押してノズルを出し、除菌シートなどを使って洗います。汚れがひどい場合は、専用洗剤を使用しましょう。水アカが目立つようなら、酸性の汚れ落としに適しているクエン酸をスプレーして使うのも効果的です。汚れが落ちたら、除菌シートなどで拭き取って完了です。

もっとも汚れやすいシャワーノズルは頻繁にお手入れを


便座を上げて便器ともどもお手入れ

ふだんはおおいかぶさっている便座を上げて、便座の裏側や便器を拭き掃除しましょう。基本は水拭きですが、除菌シートなどを使ってもOK。汚れがひどい場合は洗剤を使って、汚れをしっかり落とします。通常のトイレ掃除とあわせてお手入れされている方も多いと思われます。このお手入れも週1回はやっておきたいものです。

トイレ掃除の一環としてお手入れされている方も多いはず


脱臭フィルター、カートリッジのお手入れ

温水洗浄便座には、トイレ使用時のにおいを押さえてくれる脱臭フィルターや脱臭カートリッジがセットされています。取扱説明書を参照しながら取り出し、使い古しの歯ブラシなどでホコリを払っておくと、脱臭機能が衰えにくくなります。清掃頻度は月1回~半年に1回程度が目安。目詰まりや汚れがひどいようなら、フィルターやカートリッジの交換をおすすめします。

古くなった温水洗浄便座の脱臭フィルターの例



便座固定部と便器との隙間をお手入れ

温水洗浄便座が固定されている部分の便器との隙間も汚れが溜まりやすいポイントです。ここを掃除するには、いったん便座を浮かせたり、取り外したりする必要がありますが、近年は多くの機種にリストアップ機能や着脱ボタンが付いているので、意外と簡単です。取扱説明書を参考にやってみましょう。便器が露出したら、除菌シートや洗剤を使って拭き掃除し、便座を戻して完了。頻繁に掃除するのは難しいかもしれませんが、半年に1回程度は実施しましょう。

リフトアップして隙間を掃除する様子(写真画像ⒸLIXIL)

温水洗浄便座の寿命は概ね10年。不具合が出たら信頼できる事業者に相談を。
使用環境や頻度によって異なりますが、温水洗浄便座の寿命は10年程度と言われています。日頃からお手入れに気を使っていても、古くなってくると、水の出が悪くなったり、電源が入らないなどのケースも。不具合が出てきたら、まずは信頼できる設備業者に相談してみましょう。『ゆーゆーネット』の販売店なら、アフターサービスまで含めて安心してお任せいただけます。お気軽にお声がけください。

〈商品例〉

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