エネルギー価格高騰に少しでも対抗するために②~省エネ・節約料理術
2023.02.09

「エネルギー価格高騰に少しでも対抗するために~水まわりの省エネ・節約術」で、水まわり部位全般の節約術をご紹介しましたが、今回は第2弾としてエネルギーコストの節約につながる料理術をピックアップしました。ぜひご参考になさってみてください。

電子レンジや炊飯器を上手に活用

まずおすすめしたいのが「電子レンジでの野菜の下茹で」。コンロで沸かしたお湯で茹でるのが一般的ですが、これを電子レンジにまかせることで、エネルギーコストは数分の1程度まで下がります。

また、炊飯器でお米に材料を混ぜて一緒に炊いてしまう「炊き込みご飯」なども、燃費という観点からはコスト抑制の助けとなります。

燃費の節約というとまずコンロや給湯器に目が向きがちですが、このように電子レンジや炊飯器といった機器をうまく使うのも省エネ・節約料理のコツと言えます。

ただし、注意したいのが、電気ポットや炊飯器の「保温機能」。なるべく保温機能は使わず、その都度沸かしたり、炊いたりするほうが、エネルギーコストは少なく済みます。

野菜の下茹では電子レンジに任せよう
炊き込みご飯はエネルギーコスト抑制の強い味方

手間を減らして燃費をカット

手間が減るのに燃費も削減できる? そんなうまい話が、と思われるかもしれませんが、メニュー次第で実現可能です。

たとえばパスタの作り方ですが、フライパンでパスタを茹でて、お湯ごとザルにあけたらフライパンは洗わずにそのままコンロに戻し、引き続きソースを作ってしまいます。こうすることで、フライパンの温度をあまり下げずに連続調理でき、結果的にエネルギーコストの削減が可能となります。

また、カレーやシチューなどはある程度でき上がったら火を止めて、そのまま余熱で調理続行。あえて最後まで加熱し続けないことで、燃費をカットしつつ美味しい料理を作ることができます。

パスタを茹でたフライパンで連続調理
カレーやシチューは余熱調理がおすすめ

省エネ調理で賢くコストダウン!

基本と言えるのが、「鍋底の水滴は拭ってから使用すること」。水気が付着していると、蒸発させるのに余分な熱量が必要となるからです。また、「鍋底から炎をはみ出させないようにする」のも、燃焼ロスを防ぐ上でやはり基本と言えるでしょう。

次に、「熱伝導性と保温性の高い鍋やフライパンを使うこと」。素材としては銅製や鉄製が熱伝動性、保温性ともに優れていますが、濡れたまま放置するとサビが出るなど、お手入れがやや面倒。その辺りを考えると、ステンレスやアルミの鍋などが現実的かもしれません。

また、煮物などでは「落とし蓋」を使うのがおすすめです。材料にしっかり味が染みこむ、具材が煮崩れしにくい、などの効果が期待できますが、あわせて煮込み時間の短縮を図ることができ、燃費向上に役立ちます。

お手入れを考えるとステンレス製等が現実的かも
落とし蓋は時短調理にも役立ちます

やっておくべきこと、避けるべきこと

エネルギーコストを抑える上で、日頃からやっておくべきこととしては、「ガスコンロの掃除」が挙げられます。これは天板を拭くなどの美観&衛生面向上のための掃除ではなく、燃焼効率を維持するためのお手入れのこと。コンロのバーナー部の目詰まりを解消したり、排気口の中をきれいにすることで燃焼効率の低下を抑制できます。

また、避けるべきこととしては「揚げ物は作らない」。揚げ物は大量の油を高温まで加熱する必要があることから、炒め物などよりも格段にエネルギーコストがかかるので、なるべく自宅で作るのは避けることをおすすめします。

ゴトクを外してバーナー部を丁寧に掃除
揚げ物はエネルギーコスト削減の大敵?

最新ガスコンロ購入は、「水まわりのプロ」にご相談を。
近年のガスコンロは燃焼効率に優れているのはもちろん、設定温度にあわせて火加減をしてくれる自動火力調節機能やお湯の沸かしっぱなしを防ぐ沸騰自動消火機能など、各種の省エネ機能を搭載。かさむエネルギーコストが気になるご家庭には、最新のガスコンロ購入も手かもしれません。もしガスコンロご購入をお考えの場合は、水まわりのプロである『ゆーゆーネット』の販売店におまかせを。お近くのお店に気軽にご相談ください。

〈商品例〉

ノーリツ 『PROGRE(プログレ)』

・火力の自動制御で最適コンロ調理
・ご飯早炊きモードや無水調理モードで時短調理
・マルチグリルアプリでスムーズ調理 など

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パロマ 『FACEIS(フェイシス)』
・省エネ基準達成率100%
・水なし両面焼きグリルでさらに省エネ性アップ
※FACEIS以外にも同等の省エネ特性のシリーズ多数

●メーカーサイト

リンナイ 『SENCE(センス)』

・コンロで温度を自動調節
・ココットプレート(オプション)で多彩なグリル料理が可能

●メーカーサイト