あれ、水漏れかな?と思ったら…~漏水の有無はこうやって確認しよう
2022.07.28

ふと気づいたら、何だか水道料金がアップしているような…。そんな時に真っ先に疑うべきなのが漏水です。家の中のどこかから水漏れしているとしたら、水道料金がかさむだけでなく、漏水箇所によってはカビの発生源となったり、柱や基礎の腐食につながりかねないだけに放置できません。そこで、漏水が疑われる場合にどうすべきか。誰でも出来る確認方法を知っておきましょう。

異常はないか?家中の水まわりを目視でチェック

最初にすべきは、家中の水まわり部位を見て回り、蛇口や給水管からの水漏れ等がないかを確認することです。使用頻度によって異なりますが、水道のパッキン等の部品の耐用年数は概ね10年程度。よって、築10年以上の住宅なら、水漏れが発生する可能性は一定程度あります。目視でチェックして特に異常が見られなかったら次項に移ります。

まずは水まわりに異常はないかを確認
水道パッキンの耐用年数は10年程度

水道メーターを探せ~戸建は玄関口、集合住宅はパイプシャフトを確認

まずは入浴や食事の支度など水を使うタイミングを外して、水まわり部位の蛇口を閉じてまわり、家中を“水を使っていない状態”に整えます。 続いて水道メーターを確認。戸建住宅の場合は、駐車場や玄関口付近に地中に埋め込む形でメーターボックスが設置されており、ボックス内に水道メーターが置かれています。マンション等の場合は外廊下のパイプシャフト内に蓋をかぶせた水道メーターが配管に取り付けられる形で設置されているケースが一般的です。

戸建住宅の場合は、蓋だけ出してボックスは地中へ埋設
集合住宅のパイプシャフト内。画像下の青い蓋がかぶせられているのが水道メーター

水道メーターをチェック~パイロットの挙動を確かめよう

水道メーターが見つかったら、「パイロット」と呼ばれる部分を見ます。このパイロットは、水が流れると内部タービンが回転して表示部も回る仕組み。今は家中の蛇口を閉じて水が流れていないのでパイロットは回らないはずですが、もしパイロットがくるくると回転していたならば家の中のどこかで水が流れている印。すなわち“漏水あり”のサインです。

蛇口を閉めているにも関わらず、水道メーターのパイロットが回っていたら「漏水あり」

点検・修理を依頼~自治体指定の給水装置工事事業者へ連絡

漏水が確認できたら、各自治体が指定している給水装置工事事業者に連絡して、点検・修理を依頼しましょう。指定事業者は各自治体のホームページなどで確認できます。東京都の場合は管工事協同組合のメンテナンスセンターでも対応してくれます。

心当たりの指定業者がない場合は、当組合の組合員をご確認ください。
漏水の際、地元自治体の給水装置工事事業者に心当たりの社名がない場合は、『ゆーゆーネット』の販売店が含まれていないか、ぜひご確認ください。なぜならば、当組合の多くの組合員が地元自治体の給水装置工事事業者に指定されているからです。 “水まわり”のプロである当組合の組合員なら、より安心してご利用いただけます。