トイレ詰まりの原因は木の根?~汚水マスを確認しよう~
2024.04.15

一戸建てにお住まいのご家庭で、トイレ詰まりが頻発したり、日常的にトイレの水の流れが悪い、などということがありませんか? 長くお使いのトイレにはこうした現象が発生することがあります。実はこれは便器ではなく排水管や汚水マスにトラブルが起きているのかも。特に庭や生け垣のある世帯では、樹木の根が犯人の可能性が大です。どういうことなのか解説します。

なかなか解消しないトイレ詰まり

トイレの詰まりは嫌なもの。しかも、それが頻発し、なかなか解消しないとなったら、もはや恐怖です。
トイレの詰まり対応には

・40~60℃のぬるま湯を流して、詰まりの原因のトイレットペーパーなどを溶かす
・重曹と酢(またはクエン酸)を注ぎ、詰まりの原因と汚れを落とす
・ラバーカップ(スッポン)を使って、詰まりを解消する
・真空式パイプクリーナーを使って、詰まりを解消する

といった方法が一般的ですが、いずれを試しても効果が思わしくない場合、疑わしいのは排水管や汚水マスのトラブルです。

重曹と酢を混ぜると発泡パワーが発生
詰まり解消に役立つラバーカップ

汚水マスのフタを開けてみよう

日頃は気に止めないでしょうが、トイレ近くの敷地内に「汚水マス」という排水マスが埋まっています。トイレの排水は排水管を通ってこの汚水マスに流れ、固形物などを底に沈殿させてから下水道へと流れていきます。汚水マスにはマンホールのようなフタがあり、重たくはあるものの人力で開けることができます。
フタを開いて汚水マスの内部や排水管の辺りを確認してみると、木の根が詰まっていることがあります。これがしつこいトイレ詰まりの原因です。

汚水マスのフタ
汚水マスから取り出した木の根

なぜ木の根が侵入したのか?

汚水マスは古くなってくると継ぎ目などがゆるみ、その隙間から内部の水分を求めて庭木や生け垣の樹木の根が伸びてきて、マスの中に入り込み、ひどい場合は排水管の中まで侵入してきます。
水道事業者に依頼して取り除けば、トイレ詰まりは一気に解消。排水の勢いの良さに「ああ、トイレの水流って、本来、こういう勢いだったな」と感動するかもしれません。

水分を求めて伸びていく木の根
本来の勢いを取り戻した水流に感動!?

あわせて、そろそろトイレリフォームの検討を

木の根が原因のトイレ詰まりを起こすようなら、かなり年数が経ったトイレ設備のはず。この機にトイレのリフォームも検討してみてはいかがでしょうか。機能に優れた最新のトイレを導入すれば、暮らしのクオリティが向上すること間違いなしです。

トイレリフォームのご相談・ご用命は当組合の販売店へ。
各種リフォームのうちでも特に満足度が高いのがトイレリフォームと言われています。信頼のおける事業者とともにしっかりプランを詰めて、ぜひ納得のいくトイレ環境を実現したいところです。そこで、頼っていただきたいのが、水まわりのプロぞろいである当組合の販売店。お近くの販売店までお気軽にご相談・ご用命ください。

〈商品例〉

TOTO 『ネオレストNX』
・ウォシュレット一体型
・「きれい除菌水」で汚れの元となる菌を除去
・使用前に便器ボウル面にミスト(水)を自動噴霧
・使用後と8時間未使用時は「きれい除菌水」ミストを自動噴霧
・ウォシュレットのノズルのクリーニング機能も
・トルネード洗浄が少ない水で効率洗浄 etc.
●メーカーサイト

LIXIL 『フロートトイレ』
・便器を浮かす設計で床掃除らくらく
・給水管やタンクまわりをキャビネットに収納
・頑固な水垢も落ちやすいアクアセラミック製
・プラズマクラスターイオンで除菌
・手をふれずにフタがフルオートで開閉 etc.
●メーカーサイト