シャワー出始めの「熱い!」「冷たい!」に困ったことは?~「冷水サンドイッチ現象」にはQ機能付給湯器がおすすめ
2021.11.19

シャワーを浴びていて、いったんお湯を止め、再び水栓コックを開くと、まず熱いお湯が出て、次に冷水が出てから、ようやく安定した温度のお湯になる、といった経験はありませんか?これは「冷水サンドイッチ現象」と呼ばれるもので、季節を問わず不快なことこの上なし。今回はこの現象についてご紹介しましょう。

「冷水サンドイッチ現象」とは?

ガス風呂給湯器はガス火で水を温めてお湯をつくり、給湯するしくみですが、いったんお湯を止めていると、その間に給湯器内の余熱で熱いお湯がたまります。再出湯すると、その熱いお湯がまず出てきて、その後ろには温まる前にホースに流れた冷水が続き、その後、やっと安定した温度のお湯が出てくるという順番となります。熱い湯と安定した温度のお湯で冷水を挟み込んだ形となるため、「冷水サンドイッチ現象」と呼ばれています。

給湯器の故障ではない?

「冷水サンドイッチ現象」は給湯器の構造による現象であり、必ずしも故障というわけではありません。ただし、お使いの風呂給湯器が古くなるほど発生しやすくなる傾向があることから、給湯器交換の目安と言われています。

冷水サンドイッチ現象を防ぐQ機能

近年、メーカー各社では一般家庭向けのガス給湯器の大半に冷水サンドイッチ現象を防ぐQ機能を登載しています。これは給湯器にバイパス回路を組み込んだり、マイコンで制御したりして、湯温の変化を最小限に抑えるしくみ。給湯器交換の際は、Q機能を登載した機種であることをご確認ください。

シャワーやお風呂の不具合は、水まわりのプロに相談を
冷水サンドイッチ現象や湯温が思うように上がらない、といった不具合が頻発するようなら、水まわりのプロにチェックしてもらうことをおすすめします。『ゆーゆーネット』に加盟している組合員企業は頼れる水まわりのプロ。お近くの販売店までお気軽にご相談・ご用命ください。

〈商品例〉

ノーリツ『GT-C62シリーズ』
入浴事故防止に向けた各種「見守り」機能と「UV除菌ユニット」を搭載したエコジョーズ風呂給湯器シリーズです。
●メーカーサイト

パロマ『BRIGHTSシリーズ』
湯はりから保温、追い焚き、たし湯まですべてフルオート。省エネ性にも優れており、Q機能や配管クリーン機能も備わっています。
●メーカーサイト

パーパス『給湯暖房用熱源機 GHシリーズ』
給湯、追い焚き、暖房が、これ1台でおまかせ。シリーズの大半の機種がエコジョーズです。
●メーカーサイト

リンナイ『RUF-ME2406AWシリーズ』
「マイクロバブルバスユニット」内蔵型のエコジョーズ風呂給湯器シリーズです。東京都の「低NOx・低CO2小規模燃焼機器」に認定。グッドデザイン賞受賞。
●メーカーサイト

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