そろそろ古びてきた我が家のバスルーム。掃除も大変だし、使い勝手もちょっと…といったお悩みはありませんか。そこでまず検討いただきたいのが「浴槽の取替え」。浴槽の単純交換からグレードアップも視野に入れつつ、ポイントについてまとめてみました。
浴槽取替えのメリット
メリット1 気分をリフレッシュ
浴槽は中心的な浴室設備なだけに、新品に交換すると浴室の印象や入浴時の気分が大きく変わり、リフレッシュできます。
メリット2 浴槽の機能アップ
浴槽は日々進化しているため、これまでお使いの浴槽よりも断熱性に優れていたり、汚れにくく、掃除しやすい素材の製品が次々と誕生しています。ユニットバスなら自動洗浄機能が付いた製品などもあり、浴室の掃除が苦になっている方には特におすすめです。
メリット3 高齢化対応
お年を召した方には、浴室内の転倒事故が危ぶまれます。滑り止め加工されていたり、またぎ越しやすい高さの浴槽の導入を検討いただきたいところです。
お使いの浴槽のタイプごとの交換可否
据え置きタイプ
浴槽が独立した状態で置かれているタイプ。もっとも交換が容易で、費用も比較的安く済みます。工事費が加わりますが、据え置きタイプから埋め込みタイプへの変更も可能です。
埋め込みタイプ
浴室の床に浴槽を埋め込んであるタイプ。交換には壁や床に対する工事が必要なため、難易度が高く、費用も多くかかります。
バランス釜タイプ
浴室内に風呂釜と一緒に浴槽を設置してあるタイプ。浴槽の交換は容易であり、給湯器を外置きのものに変更すれば、浴槽を大きくすることも可能です。
ユニットバス
〈据え置きタイプ〉
メーカーに浴槽の交換パーツの在庫があれば、取替え可能です。
〈埋め込みタイプ〉
浴槽が壁や床と一体化している埋め込みタイプの場合、浴槽のみの交換は基本的にできません。ユニットバス全体の交換、すなわち浴室のフルリフォームとなります。
浴槽の素材別の特徴
FRP
近年もっとも一般的な浴槽の素材といえばFRP(Fiber Reinforced Plastics=繊維強化プラスチック)。軽くて耐久性があり、価格もリーズナブルです。ただし、重いものを落としたりすると、割れてしまうこともあります。
ステンレス
耐久性が高く、サビなどにも強く、しかも非常に安価。金属的な外観のため好き嫌いは分かれますが、機能とコストパフォーマンスに優れた浴槽素材と言っていいでしょう。
ホーロー
金属の表面にガラス質の釉薬を焼き付けた素材。腐食に強く、マグカップなどにも使用されるほど保温力も高いのが特徴です。ただし、他の素材に較べて重量があるため、2階の浴室には向かないかも。また、価格も高めです。
人工大理石
天然の大理石に似せて作られた樹脂製の素材。アクリル系とポリエステル系の素材があり、アクリル系のほうが価格は高いものの、耐久性と耐熱性に優れています。透明感や光沢があるので美観に秀でており、汚れも落ちやすいのが特徴です。
浴槽取替えは、水まわりのプロにご相談を
家電品と異なり、浴槽のような住宅設備の導入はプロの手を借りる必要があります。特に工事を伴うケースの場合、信頼できるプロフェッショナルの知見と技術力は不可欠です。
『ゆーゆーネット』に加盟している組合員企業は、それぞれの地元で長年にわたって地域の皆さまの暮らしを支えてきた水まわりのプロばかり。お近くの販売店までお気軽にご相談・ご用命ください。
〈商品例〉
JFE建材 高齢者対応浴槽
・楽々またげる高さ55cm
・安心して移動できる手すり付き
・ゆっくり入浴できる腰掛スペース
・湯底と腰掛スペースにエンボス加工… etc.
●メーカーサイト
TOTO システムバスルーム『サザナ』
・お掃除ラクラクほっカラリ床
・人間工学応用「ゆるリラ浴槽」
・コンフォートウェーブシャワー
・床ワイパー洗浄(きれい除菌水)*
・自動洗浄してくれるおそうじ浴槽* … etc.
*はオプション
●メーカーサイト
Housetec システムバスルーム『ルクレ』
・石けんカス発生を抑える「クリン軟水」シャワー
・除菌楽すてヘアキャッチャー
・自動洗浄機能付き「おそうじ浴槽」
・清掃性にも優れた「温クリンフロア」… etc.
●メーカーサイト
LIXIL ユニットバスルーム『スパージュ』
・「S」リラックステクノロジー
・スイッチ1つでラクラク洗浄「おそうじ浴槽」
・ぱっとくるりんポイ排水口
・きれいサーモフロア … etc.
●メーカーサイト