進化し続けている「浴槽」
そろそろ浴室リフォームを、とお考えならば、ぜひ知っておきたいのが「浴槽」の最新動向。実は近年は新素材や快適デザイン、新機能を備えた浴槽が次々と登場しており、システムバスであっても浴槽を選べるプランなども登場しています。
多角度から見る最近のトレンド
さまざまな角度から近年の動向をまとめてご紹介します。理想の浴室づくりの参考となさってください。
■材質
従来、浴槽の素材は、ステンレスやホーロー、FRP(繊維強化プラスチック)、人工大理石などが主流。ステンレスは耐久性や保温性に優れ、ホーローは独特の肌ざわりの良さや美観、FRPは軽量で堅牢かつ保温性が高い、といった特長があり、ニーズに合わせて選択するのが一般的でした。しかし、近年はFRPに新素材をコーティングすることで、よりなめらかな肌ざわりを実現したり、浴槽底面などに滑り止め加工を施したり、かつては難しかったニーズの両立なども可能となっています。
■デザイン
近年は美観に優れたものや人間工学に基づく快適フォルムの浴槽など、かなりバリエーションが拡がってきています。また、手すりや腰掛けスペースを備えた高齢者向けの浴槽など、特定のニーズに対応するものもあります。ご自身の要望に合わせてご選択ください。
■機能① 保温性
省エネの時代だけに、保温性も浴槽選びの大きなポイントの一つ。たとえば、一番多く出回っているFRP製の浴槽などは元々保温性に優れていますが、さらに風呂フタや浴槽に断熱材や保温剤を組み込んだ浴槽なども登場しています。
■機能② 掃除性
ついつい怠りがちな浴室の清掃。そこで、手垢がつきにくいよう樹脂で表面をコートした浴槽や水滴や皮脂汚れを弾く成分を材質に配合した浴槽、自動洗浄機能を備えたハイテク浴槽など、新たな商品も登場しています。
■機能③ 快適性
水流やバブルジェットで心地よい刺激を与えてくれる浴槽なども、もはや手の届く範囲。長期にわたって体調を整える上で、心強い味方となってくれそうです。
長くつきあう設備だけに、慎重にえらびましょう
浴槽は通常20年以上にわたって使用され、ご自身の日々の暮らしのクオリティに大きく影響する設備だけに、安易に決めてしまうと先々不満が募る恐れがあります。ご自身やご家族のライフステージの変化なども考慮に入れ、長くつきあえるベストな設備を選ぶべき。そのためには、浴槽に求める要望点をきちんと把握し、慎重に検討したいところです。
浴槽取替え&浴室リフォームは、水まわりのプロにご相談を
家電品などと異なり、浴槽のような住宅設備は、設置施工も含めてプロに頼りたいもの。特にシステムバスやユニットバスなどの場合は浴室全体の交換、すなわち浴室リフォームとなることから、信頼できるプロフェッショナルの知見と技術力が不可欠です。
『ゆーゆーネット』に加盟している組合員企業は、それぞれの地元で長年にわたって地域の皆さまの暮らしを支えてきた水まわりのプロばかり。お近くの販売店までお気軽にご相談・ご用命ください。
〈商品例〉
TOTO システムバスルーム『サザナ』
〈特長〉
・お掃除らくらくほっカラリ床
・人間工学応用「ゆるリラ浴槽」
・魔法びん浴槽
・コンフォートウェーブシャワー
・おそうじ浴槽 … etc.
●メーカーサイト
LIXIL ユニットバスルーム『スパージュ』
〈特長〉
・7種の浴槽ラインナップ
・こだわりの素材、空間
・「S」リラックステクノロジー
・極上のシャワー浴 … etc.
●メーカーサイト
JFE建材㈱ 高齢者対応浴槽
〈特長〉
・楽々またげる高さ55cm
・安心して移動できる手すり付き
・ゆっくり入浴できる腰掛スペース
・湯底と腰掛スペースに滑り止めのエンボス加工
●メーカーサイト
ご購入・お問い合わせは、最寄りの販売店までお寄せください。